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お仏壇には、漆塗りに金箔が装飾された「金仏壇」と、杢目を活かした重厚な「唐木仏壇」があります。
お仏壇は床の間から発したもので、古来より仏様は床の間に祀られていました。それを室町時代の中ごろに登場した浄土真宗の蓮如上人が家の中にお仏壇を安置し、その中で祀るように説かれました。それより浄土真宗の門徒はお仏壇(金仏壇)を祀るようになりました。なお、金は燦然と輝く仏様の世界を表しています。その後、明治時代に入ると浄土真宗以外の宗派でもお仏壇を祀るようになり、各宗派の持ち味を出そうと唐木仏壇が登場しました。 したがって、今でも浄土真宗系の人は金仏壇を、他宗派の人は唐木仏壇を求めるようですが、住宅事情の変化や意識の多様性によりどちらを祀るかは個人の自由に任される傾向にあります。また、近年はマンションや洋間に適したお仏壇として一般の家具と見間違う「家具調仏壇」にも人気が高まっています。 また、形態として「上置型」と「重ね型」があります。上置型は主にタンスやサイドボード等の上に安置する小型の仏壇を指します。高さは約45〜90cmあり、巾は35〜66cm位、奥行は30〜55cm位です。重ね型は畳や床の上に置いた台にお仏壇を重ねて安置するもので、仏壇の中で一番多く造られます。 このような仏壇の素材として国内外の銘木が使用されます。下記に主な銘木を説明します。 |
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●黒檀(こくたん) |
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カキノキ科の常緑高木。インド南部およびセイロン島が原産で、世界に約480種ほどあります。特に熱帯雨林地帯の東南アジアにその種類は多く、中でも黒色・硬質木質を有するものを黒檀と称します。また、インドネシア産の黒檀を縞黒檀といい、黒檀の中でも極めて硬質で耐久性が強く、菌や虫に犯され難い上に乾燥性が良いということから唐木の代表格として高く評価されています。 |
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●紫檀(したん) |
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マメ科の常緑高木。インドおよびスリランカが原産で、黒檀と同格の銘木です。緻密な木肌に渋みが加わり、仏壇に仕上がるととても深い味わいが出てきます。硬い木質に加え、その暗紫紅色の色調には気品があります。 |
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●鉄刀木(タガヤサン) |
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マメ科の高木。マレー・インド東部などに自生する。原木は黒いため、薬品で色抜きして明るい色調に仕上げます。仏壇に仕上がると
個性に満ちた色調と比較的大きな杢目が相まって格調ある逸品となります。 |
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●シャム柿〔黒柿〕 |
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カキノキ科の常緑高木。台湾・フィリピンに自生する。辺材の区別がなく淡灰白色で、黒色の縞目があります。また、原木の芯部は黒色かつ緻密で、黒檀と同様に貴重な素材として様々な高級品に使われる銘木です。 |
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●屋久杉(やくすぎ) |
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鹿児島県屋久島に自生する、日本の樹木の中の銘木中の銘木です。杢目が細かく、とても気品に満ちた素材です。素晴らしい自然の香りに加え、時が経つにつれ何ともいえない色調に変わり、益々格調が高まります。 |
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●欅(けやき) |
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ニレ科の落葉高木。古来より日本人に親しみ愛されてきた純和木です。杢目の美しさは世界屈指の銘木で、その上重硬で耐久性に優れくるいも少なく、寺院や神社の建築材としても多く使用されています。 |
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●槐(えんじゅ) |
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マメ科の落葉高木。中国原産だが、北海道に自生する。古来より床柱や玄関の上がりカマチ等に魔除けとして使われてきました。硬い木質と緻密さが風格と気品を発揮するとして好まれ、高級仏壇に使用されます。 |
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